昨年末、暇に任せてテレビで「昭和」を題材とした映画とドラマを鑑賞した。
1つは、「ALWAYS 三丁目の夕日」、「ALWAYS 続 三丁目の夕日」、「ALWAYS三丁目の夕日❜64」の3作の映画。
昭和30年代の時代背景で、青森県出身の女性が集団就職で東京の下町の自動車工場に就職し結婚するというストーリーで、昭和30年代の生活や子供の遊びなどを中心に心温まる人間模様や人情味などを描いた作品である。
私の子供時代を思い出し、楽しく懐かしく、そして家族愛・隣人愛などの人情味に、家族には分からないよう、涙ぐみながら鑑賞した。
2つ目は、「不適切にもほどがある」のテレビドラマ。
昭和61年の人間が令和6年にタイムスリップする作品である。
ドラマの冒頭、「この作品には 不適切な台詞・喫煙シーンが含まれていますが 時代による言語表現や文化・風俗の変遷を描く本ドラマの特性に鑑み1986年当時の表現をあえて使用して放送します」の画面が表示され、作品の内容を的確に表している。
内容には詳しく触れないが、面白さはあるものの、昭和30年代以降を生きてきた私としては、身につまされるものが随所にあった。
昭和30年代というと、集団就職、東京タワー、ゴジラ、東京オリンピック(昭和39年)、そして三種の神器(電気洗濯機、電気冷蔵庫、白黒テレビ)などが頭に浮かぶが、今からみると、本当に「ささやかな三種の神器」である。
昭和の時代は、貧しい中にも、家族愛・隣人愛・人情味などに恵まれ「ささやかな日々の生活」を送りながら、各自が『ささやかな自分の夢』を胸に抱いて、力強く生きた時代かなと思うが、如何か。
s.y